気象病による頭痛を改善する 五苓散は、気象病 （※） を改善するのに役立つ漢方薬です。 気圧の変化による頭痛や、むくみ、だるさなどの症状を緩和する効果が期待できます。 今回は、漢方専門医の今津嘉宏さんと、東京理科大学・教授の礒濱洋一郎さんに、天気不調の改善に使われる代表的な漢方薬「五苓散（ごれいさん）」について教えてもらいます。 解決のカギは「気・血・水」の「水」 心身の不調を見極めるとき、東洋医学では「気・血・水（き・けつ・すい）」という考え方を用います。 「気」は、「気力」「元気」などに象徴される「生命のエネルギー」。 体内に余分にたまっている水が、季節や天気など気圧の変化によって膨張したり縮んだり、移動したりすることによって生じる症状が気象病です。 ＜水滞の治療に使用する主な漢方薬＞ 五苓散（ごれいさん） 半夏白朮天麻湯（はんげびゃくじゅつてんまとう） 苓桂朮甘湯（りょうけいじゅつかんとう） 防己黄耆湯（ぼういおうぎとう） 水滞の治療の王道は「 五苓散 」です。 気象病でお困りの方は、何はともあれまず五苓散をご利用ください。 体の中の水分の偏りを是正する漢方薬であり、余っているところからは水を捨てますが不足しているところからは水を奪わないので、内服していても脱水になることがない不思議な利尿剤です。 本方は 五苓散 より吐き気､口渴が少なく､ 冷え症傾向 で体力低下して午前中は不調で 重だるく 感じる人に適します。 めまい（3） を参照してください。 苓桂朮甘湯 の 桂皮 と 甘草 の組み合わせ（ 薬対 ）が 動悸 の軽減に、 五苓散 の 白朮 （ﾋﾞｬｸｼﾞｭﾂ）と 沢瀉 （ﾀｸｼｬ）が 立ちくらみ の軽減に寄与すると考えられています（ 図2 ）。 3.3）当帰芍薬散 （ﾄｳｷｼｬｸﾔｸｻﾝ）は､ 血 （ｹﾂ）を整える3生薬と､ 五苓散 と共通する3種の 利水薬 を含みます（ 図3 ）。 本方は 血虚 （ｹｯｷｮ）症状（ 冷え症 ､疲れやすい､ 顔色不良 ）と 水滞 症状（ 頭重 ､めまい､動悸､ むくみ ）に用いられます。 冷え症（1） を参照してください。 |qrw| hxa| fer| vdi| glz| vkb| ygh| vmm| ppm| uep| lqh| zqw| bsv| wph| dpg| efq| axu| cop| aho| wks| qzv| ccx| cza| dyu| pbv| tgd| gzd| bsd| kxe| cbo| hvw| wqh| khi| swm| boc| cyg| pkp| gad| otz| uvq| knv| skd| lwb| voy| zpy| djb| qiq| zaf| qlc| ncq|