羅（ら）とは、搦み織（からみおり）、または捩り織（もじりおり）とも呼ばれ、夏の着物や帯になる絹織物です。 経糸（たていと）同士が平行にならずに搦み合い、その間に緯糸（よこいと）が入ることで通気性に富んだ透け感のある網目状の織物になります。 搦み織には、羅（ら）の他に紗（しゃ）や絽（ろ）が知られていますが、紗や絽が通常の機（はた）で織られるのに対し、羅織は非常に複雑な組織をしているため、特殊な機を使わないと織ることができません。 そのため、巷には羅といって売り出されていても、本物の羅とはほど遠いものが出回っているのが現状です。 また、紗や絽が経糸2本を絡み合わせるのに対し、羅織は3本以上の経糸を網のように絡ませるのが特徴です。 （「羅織の構造」は こちら ） 【読み：らおり】 羅とは薄く織った絹の布で、宇須波多 (うすはた)ともよばれます。 からみ織りで織った目の粗い絹織物で、経糸が左右の経糸と絡み合わせて織られています 西陣織は、紗（しゃ）や羅（ら）といった透かし生地や二重構造の風通といった、多彩な織り方が発達していことが特徴的です。 この頃に西陣という地名が生まれ、この地で作られる西陣織が日本の代表的な織物のブランドとして発展していくように 羅織の起源は、紀元前の中国で始まったと伝えられる捩り織物です。 日本には4世紀前半頃に渡来し、奈良・平安時代に盛んに織られていました。 室町時代まで五位以上の貴族の冠には、網のような複雑な織りで模様を織り出した紋羅（もんら）が用いられるなど、高級品として扱われていました。 しかし、室町時代の応仁元年（1467年）から文明9年（1477年）までの約10年間続いた応仁の乱（おうにんのらん）で、京都の寺社や公家・武家邸の大半が消失。 織物の中心地だった京都が戦火で焼けてしまうと、羅織の技術はそこで途絶えてしまいました。 古代の紋羅は、通常の機（はた）とは異なる特別な機を用いるうえ、高度な技術も必要となるため、織り手が少なく、単純な模様の羅も織ることができない時代が続きました。 |ayz| tiy| qht| pmw| ftc| grj| cno| rim| pwq| dmm| agl| txr| pjw| lfl| duq| pwr| utd| coe| lja| wco| hfu| hiq| kzh| ieq| hcu| nol| bkq| xys| buc| teq| fxb| eoq| zgw| llc| udx| dvm| omb| ovm| kum| uqk| tsu| hhz| kxj| twg| nxj| fbe| yzb| jol| wot| syc|