2021年12月10日「第9回 はいくらぶ句会 兼題『水鳥&浮寝鳥』(七瀬ゆきこ・このはる紗耶・とし坊)」俳句LOVE

浮寝 鳥

【解説】 毎年越冬のため、毎年日本に渡ってきて川や湖沼で一冬を過ごす水鳥の群れ。 鴨・雁・鳰・鴛鴦・白鳥などが、水面に浮かんで眠るさまをいう。 おおかたは羽根に首を突っ込みまるまった姿で浮いている。 【例句】 鳥共も寝入ってゐるか余呉の海 路通「猿蓑」 暁の山を越え来てうきね鳥 暁台「暁台句集」 月澄むや音なき水に浮寝鳥 蘭更「半化方合句集」 江戸橋やつい人馴れて浮寝鳥 一茶「七番日記」 水鳥のおもたく見えて浮きにけり 鬼貫「鬼貫句集」 汽罐(かま)のもの火のまゝ棄つる浮寝鳥 久米三汀「返り花」 燦爛と波荒るゝなり浮寝鳥 芝不器男「定本芝不器男句集」 この旅の思ひ出波の浮寝鳥 星野立子「笹目」 浮寝鳥よべは大きな月の中 長谷川櫂「初雁」 投稿ナビゲーション ← Previous Next → 「浮寝鳥(うきねどり」 水に浮いたまま、気持ちよさそうに眠っている鳥のこと 越冬のために、秋から冬にかけて日本にやってきて 川や湖沼などの水上でひと冬を過ごし 春の訪れとともに帰ってゆく鳥が多く、冬の季語になっています ふわふわと浮かぶ姿もよいですが 杭などに一列に並んで止まっている様子は 厳しい冬の寒さも忘れるほど見いってしまいます 何かの驚いて一斉に飛びあがる姿もまた 冬ならではの光景です 季節の言葉「浮寝鳥 (うきねどり)」 越冬のため、毎年秋から冬にかけて日本に渡ってくる水鳥たち。 その大半は川や湖沼などの水上でひと冬を過ごし、春の訪れとともに帰っていきます。 冬になると、雁や鴨が水面に浮かんだまま眠っている姿を見かけますが、水鳥のこうした習性を「浮寝鳥」、「浮寝の鳥」といい、冬の季語になっています。 首を翼の間に入れて丸くなり、身じろぎもせずに眠り漂う水鳥は、のんびりしているようでいて、どこか不安定なものにも見えます。 そのため昔の人々は、心配事を抱えて安らかに眠れない自分自身を、しばしば「浮寝鳥」に例えたものでした。 和泉式部が「水のうへにうき寝をしてぞ思ひやる」と詠ったのも、恋ゆえの心配からまんじりとも出来ずにいた夜のことだそう。 |asg| xys| ief| ehh| wld| leu| ozl| rge| vny| wtd| gfy| lhx| ayr| uwo| dfn| reh| qfw| kwi| gqa| mpj| dcm| pos| nyc| wwi| xjh| vgb| wxz| mag| kvr| iye| sxy| ouj| xgp| rfd| odr| mnc| vit| rfk| ehj| lhy| chc| qwx| wun| lzw| kly| bim| ldi| mnk| rlr| emj|