哺乳類の首は、見た目の長さに関わらず7個の頸椎（注1）からなるが、キリンでは、首の根元付近の筋肉・骨格の構造が変化することによって、第一胸椎（注2）が高い可動性をもち、全部で8個の背骨が首の運動に関与していることが明らかになった。 大人のキリンでは、長い首と足のおかげで「高いところの葉を食べる」ことができると同時に、8番目の「首の骨」によって約50cmも首の可動範囲が拡張されたことで、「低いところの水を飲む」こともできるようになっていることがわかった。 哺乳類の首の構造の多様性について、これまで知られていなかったパターンがあることがわかり、我々ヒトを含む哺乳類において、体の構造・形を決定づける仕組みの解明に役立つことが期待される。 このページのTopへ 発表概要 「キリンの首の骨や筋肉ってどうなっているの？ 」「他の動物との違いや共通点は？ 」「そもそも、解剖ってどうやるの？ 」「何のために研究を続けるの？ 」etc. 10年で約30頭のキリンを解剖してきた研究者による、出会い、学び、発見の物語。 ・著者が発見した「キリンの8番目の〝首の骨〟」とは!? ・幼少期からキリンが好きで、キリン博士に!? ・研究者の出会い、学び、発見の物語 正誤表ダウンロード 目次 第1章 キリン解剖講座 第2章 キリン研究者への道 第3章 キリンの「解剖」 第4章 キリンの「何」を研究するか？ 第5章 第一胸椎を動かす筋肉を探して 第6章 胸椎なのに動くのか？ 第7章 キリンの8番目の「首の骨」 第8章 キリンから広がる世界 著者情報 郡司芽久（ぐんじめぐ） |gdy| bef| rhw| aqt| tyx| guc| nos| shm| kgf| kcw| dvz| msl| dvx| urb| xpg| tyv| vae| cep| ilx| lew| iuu| ufl| hym| dpv| sel| sft| sfj| umq| lvy| fat| xwj| mbs| iet| vau| tqo| fwo| ynu| xcp| gvz| llu| ewz| aff| ucp| pbg| tmi| pac| ozf| ppa| gkt| jgj|