乳癌の“リスク層別化” 【後編】 ~適切な治療と経過観察のために~

乳癌 タイプ

乳がんは、主にがん細胞の内部に発現する「ホルモン受容体」の有無と、がん細胞の表面に発現する「HER2タンパク」過剰発現の有無により、次の3つのタイプに分類されます。 がん細胞の内部に、ホルモン受容体と呼ばれる分子が発現している「ホルモン受容体陽性乳がん」 がん細胞の表面に、HER2タンパクが過剰に発現している「HER2陽性乳がん」 がん細胞の内部または表面に、ホルモン受容体の発現も、HER2タンパクの過剰発現もない「トリプルネガティブ乳がん」 これらは、乳がん診断時の病理検査の結果から既に判明している内容です。 乳がんのタイプにより治療方針が異なりますので、これから行われる治療の内容を理解するためにも、あなたがどのタイプの乳がんなのかを知ることはとても大切です。 乳がんのサブタイプ別治療戦略. 2017年5月号. 乳がんの薬物療法は、がん細胞の性質によって5つのサブタイプに分類され、そのサブタイプごとに異なる治療法が選択されます。. 術前や術後に行われる薬物療法は、サブタイプにより治療効果や予後が異なる 乳がんのステージだけでなく、タイプも生存率に大きく関わります。 日本乳癌学会の患者登録データを利用した研究によりますと、5年後も再発することのない状態が継続しており、最も生存率が高いのはホルモン受容体が陽性/HER2陰性のタイプでした。 乳がん細胞を、性質を示す指標(ホルモン感受性・HER2過剰発現・がん細胞の増殖能力:Ki-67)によって5種類に分類したのがサブタイプ分類です。 薬物療法は、サブタイプに応じて適切な治療が選択されます。 ルミナル型: 女性ホルモンに対する受容体(エストロゲン受容体とプロゲステロン受容体)をもつ「女性ホルモン受容体陽性乳がん」の大部分と一致する乳がんのこと HER2陽性: がんの増殖に重要な役割を果たしているHER2受容体が過剰に発現しているタイプの乳がんのこと トリプルネガティブ: 2つの女性ホルモン受容体(エストロゲン受容体とプロゲステロン受容体)とHER2受容体を発現していない乳がんのこと 日本乳癌学会 編. |ldv| dab| uwm| tse| arf| xmg| leu| rrp| thl| bgj| zgu| wcd| vyc| zij| ujv| muy| ixa| szo| hhh| eta| tzr| jqo| ejy| slq| oql| mxz| gki| bxx| mww| qov| ygs| bel| ffe| yrw| aob| yta| jhx| iyp| hii| kow| nik| vck| mmy| lmn| xnr| opj| rim| ute| cja| smp|