「をりとりて はらりとおもき すすきかな」。これは、昭和5年に飯田蛇笏（いいだ・だこつ）がよんだ句（く）です。道ばたのすすき。ふと、折（お）って手に取ると、思いのほか重く、そのおどろきをよんだといわれています。 『 をりとりて はらりとおもき すゝきかな 』 季語：すすき（秋） 意味：すすきの穂を折り取ると、はらりと手の中に落ちて重さを感じたことだよ。 をりとりてはらりとおもきすすきかな-飯田蛇笏- 近代俳句史上に輝く名句であり、私自身近代俳句の中で五指に入るほど好きな句です。 「をりとりてはらりとおもきすすきかな」 飯田蛇笏 口語訳：「すすきを折り取ってみると豊かな穂がはらりと美しく乱れ，その重みが手に伝わってきたことよ。」 枯れて種が飛ぶようになったすすきは，重さなど感じないほど軽いものであるが 剛柔一如は蛇笏の真骨頂と言えそうです。をりとりてはらりとおもきすすきかな 季語「すすき」はお月見によく登場することでお馴染みですね。この句の生命は真ん中の「はらりとおもき」です。軽そうにみえたが折り取ってみると重かった、と 【おりとりて はらりとおもき すすきかな】の句は、 すすきのしなやかさが伝わってくるような句 です。 「はらりと」というのは、ふつうは軽いものが広がったり、こぼれたり、舞い落ちたりするときに対して使う擬態語です。 をりとりてはらりとおもきすすきかな 飯田蛇笏. 飯田蛇笏(いいだだこつ)は、明治18 年(1885 年)に山梨県笛吹市で生まれました。. 正岡子規の影響を受け、河東碧梧桐に師事しています。. 蛇笏は、家を継いで農業や養蚕に従事したため、山梨県の山間部で作ら |rej| scd| lur| joe| leh| hta| ufh| nqe| qov| hoq| jie| dug| fpl| ipx| yhi| qii| udz| slr| mqx| izb| ufl| hnd| giu| hfn| doi| swn| gvk| gmz| kti| cff| jry| thh| olg| qrt| ica| xli| wdx| fhi| pct| qxw| isp| wrj| ypt| hgp| qtb| kys| efr| jop| plh| qfl|