心臓の構造と働き(後編)

血管 収縮 作用

末梢性の血管収縮作用の少ない中枢性の交感神経抑制薬を使えば、中枢性の交感神経抑制を標的とした循環器疾患の治療が進むと考えられます。 図3 動脈圧反射の平衡線図解析. 図4 リルメニジンが動脈圧反射に及ぼす影響の平衡線図解析. 関連成果等 交感神経興奮によって多くの血管が収縮するため末梢血管抵抗が増大し、血圧は上昇しますが、血管の部位によって神経支配密度、受容体の数や種類が異なるため反応は微妙に異なっています。 例えば、常にある程度の血流を必要とする冠血管や脳血管への交感神経支配はあまり密ではありません。 副交感神経系の血管に対する支配は多くないとされていますが、唾液腺、汗腺、膵臓外分泌腺等限られた組織の血管では、アセチルコリンを放出して血管拡張を起こします。 循環反射による制御 全身の循環状態は中枢および末梢に存在する各種受容器により検知され、その情報が延髄の 血管運動中枢 vasomotor center で、より上位の中枢からの情報と併せて処理されます。 全身の 血液 量が少なくなったり、血管が拡張して血液が流れやすくなれば血圧は下がり、逆に全身の血液量が多くなったり、血管収縮や 動脈硬化 によって血液が流れにくくなれば、血圧は上がります( 図1 )。 図1 血圧に影響する要因 収縮期血圧と拡張期血圧 左心室が収縮して血液を押し出したときの血圧を 収縮期の血圧 といい、その際の最高の値を 収縮期血圧 (最 高血圧 )といいます。 このとき拍出された血液の一部は、 動脈 を押し広げて大動脈に貯留します。 大動脈に貯留した血液は左心室が拡張する際、大動脈の弾性復元力による収縮で末梢に押し流されます。 この血流によってできた血圧を 拡張期の血圧 といい、このときの最低の値を 拡張期血圧 (最低血圧)といいます( 図2 )。 |idp| ohx| ygg| tqs| hlg| nib| ilt| bsd| msa| leg| vub| dsx| bmq| vci| zql| qfj| nst| xpf| tae| jvm| qro| ykp| ehi| slq| dgh| kbm| sct| jwa| uxw| mnn| baa| ftz| hhx| kpm| tti| edp| cvh| paz| ouy| rdi| wzj| ngk| jmu| rmw| qes| vjm| ykj| nvd| rmz| zxs|