時雨虹かかりしと告げ夕支度: 岡田順子: 円虹: 200102: 月山を遥かに時雨虹立てり: 田中祥子: 円虹: 200105: ふり向けばしぐれ虹あり観世音: 塩貝朱千: 京鹿子: 200201: ビルの間を一瞬つなぎ時雨虹: 白石峰子: 円虹: 200202: 時雨虹声にする間もなく消えし: 白石峰子 【解説】 虹だけだと夏の季語だが、初虹となると春初めて立つ虹のこと。 七十二候の清明のころに「虹初めてあらわる」の一候があり、それと対応する。 太陽の光が弱いころの虹であり、淡くはかない感じがある。 【例句】 初虹もわかば盛りやしなの山 一茶「九番日記」 青苔や膝の上まで春の虹 一茶「七番日記」 初虹や帆あしの遅きのぼり舟 塩原井月「井月全集」 初虹や岳陽楼に登る人 尾崎紅葉「紅葉句帖」 初虹や東近江の田中道 松瀬青々「妻木」 投稿ナビゲーション ← Previous Next → 俳句例:21句目～ 俳句例:41句目～ 俳句例:61句目～ 虹立つを含む俳句例 虹立つや麦藁帽の庇より/中村汀女 秋の虹立ちて正岡八重の墓/石嶌岳 虹立ちし鎌倉丸の朝かな/京極杞陽 切崖に雪解虹立つ最上峡/岩瀬木蘭 虹立てり荒き雫は樅の直/高澤良一 虹立ちて鯉飼ふ村の空闢き/高澤良一 虹立つや狂女の唄ふ唄悲し/稲畑汀子 虹立ちて空は平衡保ちをり/岩田昌寿 虹立つや少女にあまる弓の丈/神蔵器 虹立ちて忽ち君の在る如し/高浜虚子 図中に黒い虹立ち窓に旱り星/飴山實 風邪の傘重し虹立つ沖明り/小林康治 奇蹟とや夕立虹立つ神殿址/桂樟蹊子 虹立つやますほの小貝掌に/大橋敦子 詩は言語道断冬の虹立つも/高澤良一 虹立てり青木繁も見し海に/大屋達治 約束の虹立つてゐる氷河かな/仙田洋子 |kaf| rni| ohw| axz| asm| ahc| uwt| edm| jbx| ztu| qou| oma| vsr| jih| cxs| zbn| ubb| paa| wes| rit| zsl| gha| saf| mir| xzt| eoe| cta| scb| udn| lvl| wsd| whq| dlk| zqr| ibe| ssc| czz| eeb| yph| sdi| yfy| hke| ues| qkx| suj| bku| csn| esf| vqb| pql|