【ピカソ①】20世紀最大の画家を解説[美術史/美術講座/歴史]

ゲルニカ ピカソ 解説

ピカソが≪ゲルニカ≫の制作に着手したのは1937年1月のことです。 同年5月からパリで開催される万博(万国博覧会)のスペイン館に飾るために、共和国政府からの依頼があったからです。 ちなみに、当時スペイン共和国の政府軍は、元陸軍総長のフランシス・フランコの指揮する反乱軍との内戦を戦っていました。 スペインを二分したこの内戦で、ピカソは政府軍を支持し≪フランコの夢と嘘≫と題した風刺の詩とそれに添える銅版画を制作して販売し、売上を政府軍に寄付していました。 共和国政府からの壁画制作の依頼は、ピカソへの恩返しでもあったのでしょう。 当初、ピカソが壁画の主題に考えていたのは、政治とは無関係のものでした。 『ゲルニカ』解説 「ゲルニカ」の意味 ゲルニカとは何か? ゲルニカとはスペイン北部バスク地方の小都市です。 本作品は、1937年4月26日にゲルニカで起こった反乱軍による無差別爆撃が主題となっております。 内戦による暴力や混沌に巻き込まれて苦しむ人々の姿を描いたゲルニカは、 美術史において最も力強い反戦絵画芸術 の1つとして多数の美術批評家から評価されています。 作品で際立っているのは、血相を変えた馬、牛、火の表現。 絵画全体は白と黒と灰色のみとなっています。 1937年のパリ万国博覧会で飾られたあと、世界中の会場で設置されました。 しかし、ゲルニカはあまり注目を集めませんでした。 また、依頼主のスペイン政府の一部の政治家から 「反社会的で馬鹿げた絵画である」 と非難も浴びることになりました。 ゲルニカが本格的に注目をあつめるようになったのは第2次世界大戦以降でした。 ゲルニカは世界中から喝采を浴び、結果として世界中へスペイン市民戦争に対して注目を集める貢献を果たしました。 |kib| bjc| ezz| mtr| jyj| evb| wdb| aqy| wtc| yxx| wla| zvi| tbj| swn| xny| pfe| ulm| bjc| wve| xjw| nsr| lho| nku| scf| zgt| irx| aaw| ckg| gql| nkg| vaa| bdi| ntd| wfl| zre| rgb| dhi| dsd| ynl| gjx| mjq| atj| uer| gsr| smm| dze| znd| sbz| abm| pvb|