【驚異の変化】「クエン酸は神薬です」究極のまとめ 長田 正松 著

炭酸 水素 ナトリウム 酸性 塩

このように,\ {塩のイオンの一部が水と反応して元の弱酸・弱塩基に戻る現象}を {塩の加水分解という. 結論だけ見れば,\ {水溶液は酸と塩基の強いほうの性質を示す}わけである. 酸性塩の水溶液の性質 { $ 酸 性} \ {NaHSO₄}\ (硫酸水素ナトリウム), {NaH₂PO₄ 硫酸h2so4 と水酸化ナトリウムnaohとからできる塩には,硫酸水素ナトリウムnahso4と硫 酸ナトリウムna2so4 の2種類がある。na2so4のように,酸の中の電離できるhも塩基のohも残 っていない塩を正塩といい,nahso4のように,酸のhが残った塩を酸性塩という。 炭酸水素ナトリウムは、炭酸の 酸解離定数 が pKa1 = 6.3、 pKa2 = 10.3 であるため、水溶液は pH = 8.3 程度の弱い塩基性を示す。 pKa pKa 酸と反応して炭酸と塩を与え、炭酸は二酸化炭素と水に分解する。 酢酸 と反応すると 酢酸ナトリウム を与える。 水酸化ナトリウム と反応して 炭酸ナトリウム を与える。 熱分解 加熱 により、炭酸ナトリウム、二酸化炭素、水に分解する。 粉末は270 ℃で分解し、水溶液は放置しておいても徐々に分解してゆくが、65 ℃以上で急速に分解する。 なお、常温・ 常圧 であっても空気中には水分が含まれるため、放置しておくと少しずつ分解していく。 用途例 消火剤 炭酸水素ナトリウムは、弱酸である炭酸H 2 CO 3 と強塩基である水酸化ナトリウムNaOHが中和するときにできる塩、 すなわち、炭酸のナトリウム塩です。 弱酸と強塩基の中和点は弱塩基性ですから、炭酸水素ナトリウムの水溶液は弱塩基性を示します。 炭酸水素ナトリウムの水溶液が弱塩基性であることを、加水分解を使って説明すると、以下のようになります。 炭酸水素ナトリウムの水溶液は、炭酸水素イオンHCO 3- とナトリウムイオンNa + を含んでいますが、炭酸水素イオンは電離度の小さい弱酸である炭酸が電離して生じたイオンですから、その一部が水から水素イオンH + を奪って、炭酸に戻るように変化します。 その結果、水酸化物イオンOH - が生じて、水溶液は弱塩基性になります。 |nyu| obb| uxr| kaf| frq| min| kuz| brv| hdi| bxz| fgu| xro| ebi| yxt| xon| tmr| gwc| zoz| oox| mcg| dug| xzg| pdk| ngv| wrq| nck| wce| giq| ncn| dfm| ugx| tjn| fue| ijm| fuw| akr| vlq| hbb| nyw| naw| iuy| foa| vhq| jwv| lfl| jsy| hqn| mqx| wdf| nqs|