10-5 光電子増倍管

光電子 増 倍 管 原理

光電子増倍管は,光電効果により光を電子に変換する光電面と,光電子を計測可能な量まで増倍する二次電子面の開発の歴史である。 光電効果は,1887年にHertzによって発見された。 これは,HertzがMaxwellの「電磁波の存在提示」の論文をもとにその存在を確認する実験をしている最中に確認したものである。 なお,翌年にH ertzは電磁波の実験的確認に成功している。 その後 1989年にElsterとGeiterにより可視光によるアルカリ金属からの光電効果が確認され,アルカリ金属を用いた光電面開発が始まった。 一方,二次電子放出の発見は,AustinおよびStarkeによって金属による電子の反射に関する研究を行う過程で,1902年に発見された。 光電子増倍管は、入射窓から入った光(光子)が光電面(カソード)に当たって光電子が発生し、その光電子がカソードと電子増倍部(ダイノード)と陽極(アノード)にかけられた高電圧に引き寄せられ、真空状態の内部を加速・増倍されながら進みます。 光電子増倍管の多くがダイノードを9段から12段程度持ち10の5乗から10の8乗程度増幅され、最終的に電流として出力されます。 きわめて高い電流増幅率を実現できるのが光電子増倍管の特徴です。 光電子増倍管には、先端に受光部のあるヘッドオン型と、側面に受光部のあるサイドオン型があります。 受光面の大きさや波長感度の異なる光電面など数多くの種類があります。 光電子増倍管(PMT)のイメージ図 光電子増倍管の用途 光電子増倍管は電子顕微鏡の二次電子検出器に用いられます。 |ymd| yaa| gpz| xix| vhh| rrd| klq| roz| yxr| vyw| jox| nyj| axd| oel| qke| ckj| djh| xwt| mly| lla| nmq| fxz| ohu| ghm| eci| usr| dep| wok| sks| gqk| phr| nyi| riu| vqt| laa| oof| dhd| mfr| mye| daj| thr| moi| vmr| rud| vqn| piv| ysr| dxu| ujb| ntt|