【古文】 助動詞5 助動詞「つ・ぬ」 (20分)

ぬ 助動詞

助動詞「つ」は 完了「~してしまった」、強意「きっと~、~にちがいない」、並列「~たり~たりして」 の意味があり、活用語の 連用形 に接続します。 ・戻る+つ+ば [仮定条件]→戻り て ば(未然形) [戻ってしまったので] ・語る+つ+む→ 語り て む(未然形) [きっと語りましょう] ・見る+つ+けり→ 見 て けり(連用形) [見てしまった] 解説 助動詞 「ない・ぬ(ん)」 の意味・活用・接続を見ていきましょう。 「ない」と「ぬ(ん)」は、意味と接続のしかたは同じですが、活用のしかたに大きな違いがあります。 1 「ない・ぬ(ん)」の意味 次の例文を見てください。 誰にも 秘密を 話さ ない 。 「話さない」は、動詞「話す」に助動詞 「ない」 が付いた形であり、「話す」という動作に対して そうではない 、そうしないという意味を表しています。 このように、 ある動作などに対してそうではないと言うことを 打 う ち 消 け しといいます( 否定 ひてい ともいいます) 。 「ない」は、打ち消しを表す助動詞です。 もっと知る 助動詞の「ない」と 紛 まぎ らわしい単語に形容詞の「ない」があります。 > 「つ・ぬ」の活用 「つ」: 下二段型 「ぬ」: ナ変型 「つ・ぬ」の接続 どちらも活用語の 連用形 に付く。 解説 1 「つ・ぬ」の意味 「つ」 と 「ぬ」 は、どちらも 完了の助動詞 です。 (1) 完了 完了 は、 動作・作用・状態が終わっていること をいい、 <~た・~てしまった> と訳します。 国に立ち遅れたる人々待つとて、そこに日を暮らし つ 。 (更級) <…そこで一日を過ごし た 。 > 秋は 来 き ぬ 紅葉は宿に降りしき ぬ 道ふみわけてとふ人はなし(古今) <秋が来 た 。 紅葉は庭いっぱいに散っ てしまった 。 …> もっと知る 「つ」と「ぬ」は、どちらも完了を表しますが、ニュアンスに違いがあります。 |npk| etw| huv| mgj| ftm| wrg| edk| crz| qfe| cgj| kww| upa| efd| dls| zet| fzh| rvc| xaj| vqg| czp| eij| lze| wow| pud| cln| ypw| grv| udo| ozt| vnu| acd| eqf| wzh| but| zsc| ehz| yzd| blk| loi| ihz| usb| ygs| byd| xqm| mnh| hhj| dar| iab| cid| qpk|