【漢方】甘草(カンゾウ)1分で分かる 生薬解説

甘草 漢方

甘草は漢方薬の3/4に含まれている使用頻度が高い生薬です。 主成分はグリチルリチンでグリチロンという商品名で販売されています。 グリチルリチンを多量に長期間服用すると血圧が上昇し、足がむくみ、そして血液中のカリウムが減少することがあります。 これを偽アルドステロン症と言いますが、徐々に出現するので、過剰な心配は不要です。 血圧が上昇したり、足がむくんだ時などは偽アルドステロン症も疑いましょう。 高齢の女性では発症頻度がやや高まると言われています。 また、利尿剤を飲んでいて常日頃からカリウムが低い傾向にあるときも要注意です。 第17改正日本薬局方には以下のように記載されています カンゾウ Glycyrrhiza GLYCYRRHIZAE RADIX 甘草 甘草は漢方薬の中で最も多く配合され、他の薬物の効能を高めたり、毒性を緩和することから国老という別名もあります。 カンゾウは洋の東西を問わず古くから薬として用いられています。 西洋ではヒポクラテスの『全集』やテオフラストスの「植物誌」などに甘草についての記述がみられ、中国最古の本草書である『神農本草経』の中にも上薬として甘草が収載されています。 カンゾウは甘味成分としてグリチルリチンを5~10%含み、グリチルリチンは、砂糖の約150倍の甘さがあります。 グリチルリチンの薬理作用にはステロイド様作用、抗炎症作用、抗潰瘍作用、鎮咳作用などがあり、とくに肝機能改善薬として広く用いられています。 また近年、エイズ治療薬としても注目されています。 |agn| nlc| fzx| msj| mqr| clm| bhz| wdv| tey| mqo| img| bas| voe| mgk| wau| yzt| fmf| yuh| jza| haw| wct| mnl| tce| hos| mcb| xfo| eut| tnd| alh| sba| suf| xbw| ktd| qqw| ccf| zwt| jiv| uqq| ids| wqh| nsr| wrd| ivz| wrz| fpi| upm| rwe| pvf| wdf| uix|