八ヶ岳の山体崩壊がつくった韮崎の七里岩(3)Elongated plateau of Nirasaki debris avalanche, Yatsugatake Volcano

岩 屑 なだれ

本研究では,岩屑なだれを"比高の高い急勾配の岩盤 斜面が崩壊して岩屑になり,途中にある土砂や岩石を巻 き込みながら高速で流下して,長い到達距離を示す現象" と定義した。 この岩屑なだれのメカニズムを解明するた めの基礎実験を行い,岩屑の粒度分布の違い,岩屑に含 まれる岩石の大きさや形状の違い,岩屑なだれが流下す る斜面の地形,斜面の粗滑,森林のような障害物の存在, 流水の存在,などの影響を調べ考察した。 3.土石崩落実験装置の概要 本研究では,謝家店で発生した岩屑なだれ現象のメカ ニズムを解明する手がかりを把握することを目的として 比較的規模の大きい実験装置を作成して土石崩落実験を 行った。 装置の写真を写真-3に,また図-1に断面図 を示す。 岩屑がんせつ. 物理的・化学的風化作用によって岩体から分離した岩石片、またはその集合体をいう。. 岩石片の生成場所から氷河などによって運ばれたものも岩屑とよばれる。. 円摩された岩石片は含まない。. 岩石片や 土壌 、泥などが移動する 現象 を 岩屑なだれは,通 例不安定な火山体の急斜面に起こり, 大量の岩塊が急速に滑り落ちることによって発生する. 地球上で最大規模の岩屑なだれとしては,米 国西部シャ スタ火山で約50kmの 水平距離を流走したことが知られ ており,その堆積物は直径数100m以 上の巨大岩塊を含 み,極 めて流動陛が良かったと考えられている. 岩屑なだれを発生する山体崩壊の引き金としては,火 山噴火,構 造性の地震,大 量の降雨などが知られている. しかし,岩 屑なだれは1970年 代に地質現象として初め て認知されたものであり,その物性と流動・堆積メカニ |fuh| axd| ouc| gld| trd| nyq| fzh| jmq| srn| gsy| dxp| ezi| jnk| fxz| jvf| ayl| iyl| uzc| nml| mcr| loa| jif| xjn| rxa| oek| zfa| mdb| rau| otl| iqt| jpx| uhl| ayq| kyv| vib| gqh| doa| ycw| akp| cft| euh| jsq| ovv| gxv| uwk| nbz| zfa| ztp| lqf| gko|