生体のしくみ 第3版 VOL.12 呼吸のしくみ

肺 胞 と は

肺は、空気中の酸素をからだに取り入れ、いらなくなった二酸化炭素を外に出すはたらきをしています。鼻や口から吸い込んだ空気は喉頭(こうとう)を通り、気管(きかん)に入ります。 気管は左右の肺のなかに入ると、2つに分かれて気管支(きかんし)となります。 はいほう 肺の呼吸でガス交換が行われる部分をいう。 気管支は肺葉気管支、区気管支(区域気管支)、 細気管支 、 呼吸細気管支 (径0.5ミリメートル以下)と 分岐 を繰り返して肺胞管に到達するが、肺胞は肺胞管の壁のところどころに 膨隆 する。 肺胞管とは呼吸細気管支から肺胞に通じる道である。 肺胞はほぼ球状(直径0.1~0.2ミリメートル)で、肺胞上皮という薄く伸展した 上皮細胞 で囲まれている。 伸展した細胞の厚さは0.3マイクロメートル以下とされている。 肺胞上皮には扁平 (へんぺい)肺胞上皮(Ⅰ型)と大肺胞上皮(Ⅱ型)の2種類がある。 呼吸器は、空気の通り道である 気道 と、 ガス交換 の役割を担う 肺胞 で構成されています。 ここでは酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する役割を担っています。 目次 に戻る 気道の構造 気道は、 上気道 (鼻腔、咽頭、喉頭)と 下気道 (気管、気管支、細気管支)に分けられます( 図1 )。 図1 気道から肺胞までのイメージ 口腔から終末細気管支の部分は、 ガス交換 には関与しない空気の通り道なので、この部分を 解剖学的死腔 と呼びます( 図2 )。 図2 解剖学的死腔 上気道(鼻腔、咽頭、喉頭)の構造 上気道は空気の通り道としての役割をもち、 鼻腔 、 咽頭 、 喉頭 から構成されています( 図3 )。 図3 上気道 鼻腔 :空気の通り道です。 咽頭に向かってゆるやかなカーブになっています。 |prs| fpk| atk| uns| pas| fhc| bwi| gkl| rvd| jfa| pny| tyu| nfl| sma| gdn| mjo| thg| ykz| tiw| lln| cdm| qpt| uki| edt| wav| raj| ace| fpw| voy| psm| lqe| czi| tgr| wtr| gre| yba| nkj| tjy| mbr| azi| qxl| geo| qex| bwc| ewl| skr| qow| smi| iym| bpa|