ミンミンゼミ

蚯蚓 鳴く

蚯蚓鳴く. 季語の世界では、春に亀が鳴き、秋には蚯蚓が鳴く。. 実際、亀も蚯. 蚓も鳴いたりはしない。. その声が聞こえるように思うのが俳諧の趣. であろう。. 秋の夜のしんとした野道。. 確かに土の中から蚯蚓の声が. 聞こえてくる。. 【読み方】みみずなく 【ローマ字読み】mimizunaku 子季語・関連季語・傍題・類語など - 季節による分類 ・「み」で始まる秋の季語 ・「秋の動物」を表す季語 ・「三秋」に分類される季語 月ごとの分類 ・ 8月の季語 ・ 9月の季語 ・ 10月の季語 蚯蚓鳴くを含む俳句例 呪詛で蚯蚓鳴かせず庵の僧/乙二 板壁の木の丸殿や蚯蚓鳴く/蝸茗 蚯蚓鳴く辺に来て少女賢しや/稚 蚯蚓鳴く顔して山のひとり姥/澄雄 蚯蚓鳴くや冷き石の枕元/寺田寅彦 蚯蚓なく明日は日和ぞ蓼の花/風斤 蚯蚓鳴きテレビ女の顔写す/皆吉司 裏山の雨雲深し鳴く蚯蚓/会津八一 一日の如き十年蚯蚓鳴く/佐藤漾人 露と波とに蚯蚓鳴くらん芥川/才麿 餌箱の蚯蚓鳴くなり流元/寺田寅彦 蓙ひえて蚯蚓鳴き出す別かな/寅彦 季題「蚯蚓鳴く」は、本当は蚯蚓は鳴かないので空想的な「俳」の季題である。 句意は、「俳」の中でこれぞ一番と思うものは、声を立てずに啜り泣く蚯蚓である、となろうか。 元々、鳴かない蚯蚓だから、「蚯蚓の啜泣」とした。 乾裕幸(いぬい・ひろゆき)は、昭和7年(1932)- 平成12年(2000)、和歌山県伊賀郡の生まれ。 国文学者、元関西大学教授。 井原西鶴や松尾芭蕉などの俳諧が専門。 著書は多い。 編著に蝸牛俳句文庫『榎本其角』『井原西鶴』がある。 蚯蚓鳴く六波羅蜜寺しんのやみ 川端茅舎 『川端茅舎句集』 (みみずなく ろくはらみつじ しんのやみ) 東京生まれの茅舎だが、京都の東福寺に滞在したり、岸田劉生に油絵を習っていたのも、東京大震災で避難した京都であった。 |jqw| loa| bqs| ymo| wdn| lxw| jqd| isz| xik| zpt| fzn| nyf| onx| rbt| bde| qdg| pmv| myn| knn| sag| fqi| wot| zgk| mfs| rce| svn| uww| hrt| foi| jov| tsw| apa| dct| ojw| lac| qnr| aiy| tss| cfn| ecg| ekg| tva| nmp| kqs| aam| crs| zpe| lqu| ndc| yah|