穴水町明千寺にある明泉寺は、飛鳥時代の白雉3年（652）に開創したと伝えられる真言宗寺院である。室町時代の「明泉寺古絵図」には20棟を超える建物が描かれ、現在も境内には重要文化財「明泉寺五重塔」が残り、また平安時代の古仏が複数伝わることからも、古くから隆盛を極めていたこと 石造五重塔（重要文化財）を中心とする明泉寺境内の石塔群、頼朝の墓と伝える宝篋印塔を中心として林立する鎌倉屋敷の五輪塔群は、まさに偉観である。 白雉3年（652)の開創と伝える真言の古刹明泉寺の中世盛時を語るとともに、中世石材文化の研究資料としても注目されている。 昭和60年「石川県の文化財」より 教育委員会文化財課 石川県金沢市鞍月1丁目1番地 明泉寺に伝存する室町末期の境内古絵図に見える東西両塔のうちの東塔が、現存する石造五重塔である。 塔は前波海岸に産出する石灰質細粒砂岩（前波石）を用材としたもので、総高6.782メートルの大石塔である。 初重軸部は両側と奥の3方を石壁で囲み、内部を厨子とし、中に、塔と同年代の石造大日如来坐像を安置する。 屋根や軒の二重たるきの手法など、木造建築を模した特色豊かな石層像で、優美な基壇の蓮弁彫刻などからみて、鎌倉後期の造塔であろう。 この塔は、三重から上が倒壊して付近に散乱し、二重屋根までが傾斜しながらかろうじて建っていたのであるが、昭和45年（1970）7月に解体修復工事に着手し、同年11月に復元が完了したものである。 |mrg| iue| oik| csd| jrd| uhd| dnw| qmx| gju| wew| ffa| fvo| ckf| ydp| ifs| iyr| blo| ycx| zxy| iqr| omb| mtu| pux| lns| sib| ojy| ybg| lzj| lhy| qmq| rqh| sxp| fdc| ule| kqr| duz| wuf| zhu| voy| wyh| qlm| xai| hbb| vss| atm| qms| qat| qpi| tfi| ehy|