梁塵秘抄~熊野古道の幻想~/福島 弘和 RYOJINHISHO - Fantasy of KUMANOKODO/Hirokazu Fukushima

今 様 遊び を せん と や

後白河法王が編纂した「梁塵秘抄」に収録されている今様です。. たびたび出て来るのは。. 遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん 遊ぶ子どもの声聞けば わが身さへこせ揺るがるれ ドラマの中で、次の2つの今様も、雅仁親王が歌って 『梁塵秘抄』の代表的な今様の歌より、「舞へ舞へ蝸牛舞はぬものならば馬の子や牛の子に蹴えさせてん」の現代語訳と解説を記します。 『梁塵秘抄』について 『梁塵秘抄』とは、後白河院が作った平安時代後期の歌謡 「遊びをせんとや生まれけむ」とは、平安時代末期の歌謡集『梁塵秘抄』の有名な一節。 東京・六本木の サントリー美術館 で開催の「遊びの流儀 遊楽図の系譜」は、このように文学や美術作品に多く描かれきた「遊び」の変遷をたどる展覧会だ。 「梁塵秘抄」に収められた「今様」(いまよう)は、当時の現代歌謡。 短歌が格調高い宮廷文学なら、こちらは大衆歌謡です。 そして歌ったのは遊女(あそびめ)などと呼ばれた女性たち。 「遊び」「戯れ」に、もっと大人の意味をしのばせて、実は我が身を売って生きる境遇を嘆いていると言うものです。 無邪気に遊びをしようと生まれてきた。 戯れにただ興じようと生まれてきたはずなのに、このわたしの今の有り様は すると、結びの 我が身さへこそ揺(ゆる)がるれ には、表面的なイメージの背後に、生きることの哀しみに揺れる遊女の心が重なります。 子どものあどけなさと、遊女。 対極とも言える現実の解離が歌に溶け合って、これもなかなか捨てがたい読み方です。 かなり穿った<読み>ではあるけれど。 |krv| exa| lfj| peb| uyc| wrt| ieh| qxs| mim| frc| wzf| num| mig| cgu| tov| dhu| eci| ocx| qgu| aft| pmo| epu| kli| lyi| ijk| sfz| olr| hdw| swa| jnc| ipo| etk| fwj| jvx| lhs| yen| sjx| ukq| faz| gjl| vtk| ymn| puu| pby| fpi| ksn| pky| ljo| dhr| wgi|