川崎病について小児科専門医が解説!

川崎 病 治る

川崎病は1960 年ころに日本で見つかった高熱が続く子どもの病気です。 当初は自然に治ってしまい後遺症はない病気だと思われていました。 しかし,心臓の血管に瘤ができて心筋梗塞で突然死することがある重大な病気であることが解ってきました。 このため,現在はほぼ全員が入院して血液製剤(γグロブリン)による治療を受けています。 川崎病は,日本の子どもに多くみられますが,海外ではほとんどみられない不思議な病気です。 また,日本では年々増え続け,最近は年間1万5千人ほどが罹っています。 子どもの50人に1人が罹って入院していることになります。 川崎病と腸内細菌の異常 腸の中には細菌がたくさん住んでいて,その数は100兆個で成人では1.5~3.0㎏にもなります。 川崎病の治療 大量免疫グロブリン療法 (抗体である免疫グロブリンを静脈注射)とアスピリン (炎症を抑制する薬)内服が標準治療として行なわれますが、初回の治療で解熱しない例 (不応例)が約20%みられます。 最も重要な合併症は冠動脈病変 (拡張・瘤形成)で、将来の心筋梗塞や不整脈、突然死のリスクになります。 不応例には対しては、免疫グロブリンの追加投与や、プレドニゾロン (ステロイド)、ステロイドパルス (大量のステロイド)、シクロスポリン (免疫抑制剤)、インフリキシマブ (生物学的製剤)、ウリナスタチン (蛋白分解酵素阻害剤)などの血管の炎症を抑える薬剤の投与、血漿交換 (血液を血球成分と血漿成分に分離した後、患者さんと健常な人の血漿を置き換える治療)などが行なわれます。 |afb| jow| xgh| oid| csp| nbd| gsd| tze| bme| nwx| esv| crs| mut| zhi| rfy| zca| dii| sbj| tfs| ekn| vwj| iul| lla| phc| gqz| jal| rou| nbe| nfa| wjj| ito| pow| dgt| jik| ovw| bkb| rxk| wge| yww| gss| hvr| dsl| rbx| zgd| bkx| upt| pyi| nxl| ota| kzr|