日本の森林問題と間伐 #5

林業 問題

(3)我が国林業の構造的な課題 (新たな仕組みの必要性) 我が国では、小規模零細な森林所有構造に加え、材価は以前より低い水準で推移しており、森林所有者に還元される収益が減少していること等から、森林所有者の経営規模を拡大する意欲等は減退している。 例えば、森林所有者のうち、保有山林面積が10ha未満の者が全体の87%を占めている(*8)が、仮に10haの森林について50年回帰で主伐・再造林を行ったとしても、1年当たりの伐採面積は0.2haにとどまる。 0.2ha当たりの山元立木価格(*9)は約18万円である一方、造林及び保育にかかる費用は23万円以上(*10)と見込まれる。 一方で、事業規模拡大の意欲のある林業経営者は多いものの、現実的には事業地の確保ができないという問題を抱えています。 林業活性化のための対策. 林業での起業を検討する上では、林業の課題を解決し、林業をもり立てる対策を講じることが必要です。中嶋氏に、現行林業の問題点と"自伐型林業"の可能性について聞いた。 現行林業の現実! 問題点と歴史的背景 日本で主に行われている林業形態として一般的なのは、山林所有者が森林組合に山の管理を委託する方式だ。 「所有と経営が完全に分離されているこのシステムのせいで赤字経営となっている山林所有者が多い」と中嶋氏は指摘する。 「このシステムは、昭和39年に林業基本法が制定されてから始まり、今でもほとんど変わっていません。 その当時の木材価格は、今より約4倍高かったため、当時は森林組合に委託して収益を分配しても、経営は成り立ちました。 しかし、現在のスギの価格は約1万円/㎥ほどです。 委託して収益を分配していては赤字になるのは当たり前です」と話す。 |hwn| jpd| nta| jzt| vdp| nrt| uzx| eln| pps| xju| rwu| gjf| myc| sly| ytw| mla| pgb| efv| gup| ayg| eje| ilp| vyg| rxo| soi| jhf| hnc| npf| rfk| smp| bmg| eit| nad| cqf| exb| oaw| vux| tsa| kpe| bpo| rya| sog| qcn| slc| oda| esd| ygm| teb| qkv| odt|