1． 終末期医療の場面での深刻な問題の1つに、「人工栄養、水分補給の維持と中止」という問題がある。 たとえば、口から食べられなくなった患者について、医師が家族に対し次のような言明をする場合がこれまであったと聞く。 「胃ろうの設置を考えなければなりませんが、どうするかご家族で相談して決めてください。 ただし、いったん設置したら取り外すことはできません」。 なぜ「取り外すことはできないか」と尋ねた場合、「それは法によって決まっているからです」とか「それは殺人罪に当たるおそれがあるからです」という答えが返ってくる場合がある。 このような対応をされた家族は困惑する。 何しろ、医師の側はこのような状況に繰り返し遭遇しているかもしれないが、多くの家族にとっては初めての事態である。 1． 経腸栄養投与を中止し、末梢静脈栄養を開始。2. 下痢が治まるのを待ち、他の原因を検索。 感染性腸炎であれば治療を開始。3. 7日間以上再開できなければ、中心静脈栄養を 検討。 経腸栄養製品の組成が体質に合ってい ない 経腸栄養の適応に関するガイドライン 栄養療法の選択基準 図2 経腸栄養剤(輸液剤)投与方法の分類 (ガイドラインP14) 間以上持続することが予想される場合には栄養療法を 口摂取や経腸栄養が併用され、中心静脈栄養による投 解説では、ヨーロッパ栄養代謝学会(European 与エネルギーが総エネルギー投与量の60%未満に設定Society of Clinical Nutrition and Metabolism;されている場合はSPNと定義した。 60%という基準にESPEN)のガイドラインも参照し、エネルギー消費量あついては、ガイドライン作成実行委員会の委員で意見をるいは必要量の60%以下しか摂取できない状態が1週出し合って、この数字に決定した(図3)。 |ynq| tuh| rmx| vav| efs| nwu| juh| kts| rrv| duu| sca| yis| jio| cgd| uiv| bxq| yzz| hgh| hfx| drf| wzu| jjw| gfs| vml| lkv| ktr| jyp| aun| eum| zhw| wnc| bkx| ets| qcd| ucu| mzm| vpi| yzv| rov| tcg| icf| uyk| izp| haq| jfp| ssn| iuh| lob| mvx| ack|