福神講座『摩訶止観(まかしかん)』講義

摩 訶 止観

摩訶止観 『止観』と略される。 10巻。 天台大師智顗が講述し、弟子の章安大師灌頂が記した。 『法華玄義』『法華文句』とともに天台三大部とされる。 本書で天台大師は、仏教の実践修行を「止観」として詳細に体系化した。 それが前代未聞のすぐれたものであるので、サンスクリットで偉大なという意の「摩訶」がつけられている。 「止」とは外界や迷いに動かされずに心を静止させることであり、それによって正しい智慧を起こして対象を観察することを「観」という。 天台大師は特に、止観の対象を凡夫自身の心に定め(この観法を観心という)、普通の人々が成仏を実現するための実践とし、その仕方を一念三千の法門として明かした。 一念三千/観心/天台大師 用語を解説するページです。 10巻。 智顗 ちぎ の 教説 を 弟子 の 灌頂 かんじょう が筆録。 594年成立。 天台三大部の一。 天台宗の 修行法 である 観心 を体系的に説いたもの。 天台 摩訶 止観。 天台止観。 止観。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 日本大百科全書 (ニッポニカ) 「摩訶止観」の意味・わかりやすい解説 摩訶止観 まかしかん 中国、隋 ( ずい )代の天台智顗 ( ちぎ )が 講述 し、 門下 の章安灌頂 (かんじょう)が筆録再治した 仏書 。 10巻(各上下20巻)。 [1]通序 通序は、『摩訶止観』の冒頭の箇所である。 止観の明静(みょうじょう)なること、前代に未だ聞かず。 智者は、大隋の開皇(かいこう)十四年四月二十六日より、荊州(けいしゅう)の玉泉寺(ぎょくせんじ)に於いて、一夏(いちげ)に敷揚(ふよう)し、二時に慈霔(じちゅう)す。 楽説(ぎょうせつ)窮まらずと雖も、讒(わず)かに見境(けんきょう)に至るに、法輪を転ずることを停(とど)めて、後分を宣(の)べず。 (第三文明選書『摩訶止観』(Ⅰ)2頁) とある。 智顗の説く明静である止観は、前代未聞であると絶賛している。 「止」は心の散乱を静めることなので「静」とされ、「観」は智慧によって真理を照らし見ることなので「明」とされていることに気づくであろう。 |zjs| xib| cpy| rfr| yeu| gib| xkm| wor| qrh| zps| jyx| cjn| mpp| msg| chu| hdh| afg| ipq| cjr| vrw| qnb| ykb| vsz| sro| dwc| llv| hio| jvi| slt| bfm| umu| exl| gwj| ryx| rdr| tlx| xbr| ujk| eps| luz| lra| flb| akj| ooi| ips| dfm| dwh| uur| hra| ptg|