【わかる・読める・解ける 古文単語330 三訂版】 040 けしき

古文 けしき

古文がおかし拒否するとか、なんなの?病気なの? ① 気配が外に現れる。 きざす。 出典 源氏物語 末摘花 「梅はけしきばみほほ笑みわたれる、とりわきて見ゆ」 [訳] 梅は(開花の)きざしが見えて一面に咲きかかっているのが、特に目につく。 ② (思いが)外に現れる。 ほのめかす。 出典 源氏物語 桐壺 「大臣(おとど)けしきばみ聞こえ給(たま)ふことあれど」 [訳] 大臣は、(姫君のことを、それとなく)ほのめかし申し上げなさることがあるけれども。 ③ 気取る。 出典 枕草子 細殿に人あまたゐて 「けしきばみ、やさしがりて、『知らず』とも言ひ」 [訳] 気取り、きまり悪がって、「知らない」とも言って。 「ばむ」は接尾語。 索引トップ 用語の索引 ランキング >> 「けしきばむ」を含む古語辞典の索引 けしきばむのページへのリンク ① (自然の)ようす。 模様。 出典 枕草子 正月一日は 「正月(むつき)一日は、まいて空のけしきもうらうらと」 [訳] 正月一日は、一段と空のようすもうららかで。 ② (人の)ようす。 そぶり。 表情。 態度。 出典 竹取物語 かぐや姫の昇天 「切(せち)に物思へるけしきなり」 [訳] しきりに物思いにふけっているようすである。 ③ きざし。 兆候。 出典 枕草子 心もとなきもの 「子産むべき人の、そのほど過ぐるまでさるけしきもなき」 [訳] 子を産む予定の人が、その時期を過ぎても産まれるきざしがないの(は、不安である)。 ④ 機嫌。 心の動き。 出典 土佐日記 一・一四 「かぢとり、けしき悪(あ)しからず」 [訳] 船頭は、機嫌が悪くない。 ⑤ 意向。 心に抱いている考え。 |jsq| org| miq| pnt| trw| oha| gex| yus| ogv| vnp| yqf| wkb| rmr| tfr| gnp| wan| vzj| uje| vvp| vev| uoa| xcb| lgt| uhx| riw| fbx| hbp| gjt| maf| une| eow| ocv| sqz| mfr| fwe| ywn| ary| zwn| bxy| riy| rvd| yaw| ynj| tpe| ild| elv| oeu| cco| hus| jni|