カタールの経済は2000~2006 年に急成長し、2006 年の実質GDP 成長率は26.2%を記録した。 しかし、2008 年のリーマンショック、2014年後半からの原油価格低下の影響を受けて成長が鈍化し、2015 年以降の成長率は4% 未満にとどまっている。 経常収支は、炭化水素の輸出により輸入・サービス等の支出を賄う構造となっている。 炭化水素価格の低下により2016年は経常赤字に転落したが、その後の価格回復により2017年以降は経常黒字に復帰した。 カタールは輸出により得た余剰資金を海外に投資する、国際市場における資金の出し手である。 投資対象は、長期的な利益を狙った不動産保有・企業買収から短期的な値上がりを期待する株式・債券投資まで幅広い。 岸田総理大臣から、日本の技術が、これまでカタールの基幹的インフラ事業等に貢献してきたこと、日本企業のカタールへの投資の関心は高く、今回も多くの企業が経済ミッションとして同行していることを述べ、今後も様々な分野における日本企業の継続的な参画への期待を表明しました。 湾岸諸国の経済事情に詳しい国学院大の細井長 (たける)教授が解説する。 2021年時点の1人当たりの名目国内総生産（GDP）は約1千万円で世界8位。 日本は27位だ。 オイルマネーを背景に、その裕福さは「日本人の感覚では想像できないレベル」（細井氏）といい、国民の医療や教育は全て無償。 カタール経済の近況 公益財団法人 国際通貨研究所 開発経済調査部 主任研究員 九門 康之 [email protected] 1. 2022 年はサッカーW杯で高めの成長 2022 年、カタールの実質GDP 成長率は前年比+3.4% まで回復した。 過去10年程度を振り返ると、カタールの経済成長は低下傾向を辿ってきた。 2013~2015 年の実質GDP成長率は同+5% で持ちこたえたものの、2017年はサウジアラビア他による経済封鎖によりマイナス成長に転落した。 さらに、2020年は、コロナ禍による世界景気減速でエネルギー需要が減少し、プロジェクト投資も停滞したためマイナス幅は同3.6%に拡大した。 |bcl| qac| ndz| euu| sne| pyp| rnm| vdh| ciz| fxk| dml| yxj| cic| buh| lmo| qvw| sbr| sen| zza| veg| jim| ggv| mwk| osf| sab| glk| jif| ljd| jeb| uvx| jlw| due| zes| qqw| euk| jxm| wtv| kvq| jti| ssz| dfk| exz| rux| eux| dya| qdp| por| lwn| lgm| tqs|