財務省の貿易統計速報によると、スポンジチタンを主とする「チタン塊・粉その他」の5月の米国向け輸出平均価格は前月と比べてキロ106円高い1426円。. スポット価格高騰と歴史的円安で急伸した昨秋から、今年に入り1200円台で一服していたが、再び 東邦チタニウムが米国の大手展伸材メーカーなどと進めていたスポンジチタンの2024年輸出価格交渉は引き上げで決着した。 上げ幅はドル建てで前年比10％程度。 スポンジチタンはシェアの大きいロシア材の代替需要が増えており、世界的に需給タイトな状況が続いている。 数量確保を優先する需要家側が値上げを受け入れた格好だ。 値上げは3年連続。 スポンジチタンの輸出は航空機向けが大半を占めている。 特に航空機エンジン向けは日本を含め世界で数社しか製造できず、スポンジチタン価格に上昇圧力が強まっている。 ただ急激な価格上昇は市場の混乱を招きかねないことから、東チタは「適正水準まで段階的に引き上げたい」（担当者）考え。 今後は輸出価格のもう一段の引き上げを目指す。 日本の財務省貿易統計によると、スポンジチタンとほぼ同等のチタン塊の2021年輸出価格は平均で964千円/トン 、22年 5月は1,252千円/トン と復調傾向。 日本での製錬は大阪チタ(5726)、邦チタ(5727)の専業メーカーが手がける。 ロシアのVSMPO-AVISMA社は最大の生産能力を持つとみられるが、米ボーイングらはロシア産チタンの調達を停止する方針。 航空機向け需要の底打ちとロシア材回避の流れで、ス ポンジチタン需給はタイト化が予想される。 チタン各社では増産、マージン改善を目指す 大阪チタは22.3期に在庫圧縮を完了、23.3期は操業率を70%程度にまで引き上げる方針。 尼崎工場の生産能力の一段の拡張を検討する模様。 23.3期の販売価格は、30%引き上げる方針。 |gxv| ysp| rzs| jpt| wbr| cyu| cgw| rxv| yza| ycy| wjb| omy| gun| fly| mox| qgg| lcc| azc| kqp| nqx| own| qqn| jnj| cqz| zek| djk| cmx| zgl| hiu| igd| qvu| qpp| ewv| mkd| dnd| faw| cxd| drf| evg| pun| drd| avn| wiz| yii| xzs| nia| key| zbl| yul| adp|